アルティメイトピマシリーズ

「アルティメイトピマシリーズ」ができるまで

オーガニックコットンの中でも最高峰の品質を誇る「アルティメイトピマ」を贅沢に100%使ったニットウェアを、やっとお披露目することができました。

企画した当初はまだ素材は決まっていませんでした。
今秋のホールガーメントウェアでは、これまでお客様からいただいたお声を元に、「長いシーズン着られること」「毛玉ができにくいこと」「肌あたりがよいこと」の3つの要素にこだわって企画しました。この要素をすべて備えた素材として選んだのが「アルティメイトピマ」です。光沢感やなめらかさ、しなやかさが特徴と聞いて今回の企画意図にぴったりだと思いました。

糸が決まったら急いでサンプル作りです。天衣無縫のホールガーメント商品を長年作り続けてくださっている徳島県のニット工場様にご相談して、シンプルで飽きのこないデザインに仕上がりました。
こだわりのニットウェアが一人でも多くのお客様にお届けできることを願っています。

オーガニック栽培歴30年以上のアメリカの契約農家で栽培

「アルティメイトピマ」は、シーアイランド系統の品種をアメリカで栽培したオーガニックコットンです。アメリカ・ニューメキシコ州にあるアルバレスファームで誕生し、大切に育てられています。1992年から30年以上オーガニック栽培を続けてきたアルバレスファームのドーシー・アルバレスさんは、天衣無縫ではおなじみの「スーピマコットン」や「ブラウンコットン(=茶綿)」の栽培も手掛けている、アメリカのオーガニックコットン栽培のパイオニアのような存在です。
このアルバレスファームと契約して輸入した「アルティメイトピマ」を、大阪で紡績しているのが大正紡績さんです。大正紡績さんは、多くのオーガニック素材を扱う日本国内では貴重な紡績工場です。「アルティメイトピマシリーズ」では、大正紡績さんの「アルティメイトピマ」糸を100%使用しています。

アメリカの肥沃な土地で栽培される希少な「アルティメイトピマ」

「アルティメイトピマ」は、全米でも類を見ない肥沃な土壌で栽培されています。30年以上にわたってオーガニック栽培を続けてきた土壌は栄養分が豊富です。
さらに、アルバレスファームがあるニューメキシコ州のラ・ユニオンは、標高1,200mの高地で昼夜の寒暖差が激しく、収穫時期にはほとんど雨が降らないという気候風土を持つため、綿花栽培に非常に適しています。この環境で育った綿花は、繊維がしっかりと成長し、丈夫で適度なハリコシが生まれます。通常のコットンよりも栽培期間が長く、栽培面積あたりの収穫量が少ないため希少です。

希少な「アルティメイトピマ」の風合いを生かしながら紡いだ糸は、美しい光沢と極上の風合いを持ちます。ぜひこの質感と肌あたりをご体感ください。