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Organic Cotton
オーガニックコットンについて
オーガニックコットンについて
Organic Cotton天衣無縫は、自然を生かした、ここちよく美しい製品づくりを目指しているオーガニックコットンのブランドです。「オーガニックコットン」と聞くと身体や肌にやさしいというイメージが強いですが、天衣無縫がオーガニックコットンを選ぶ理由は、地球や自然環境、そしてコットンの生産に携わる人たちの労働環境に配慮したいからなのです。
オーガニックコットンとは
オーガニックコットンとは、農薬や化学肥料を3年以上使用しない農地で、有機肥料を用い、自然の生態系にできるだけ負荷を与えず、農家の方の健康にも配慮した方法で育てられたコットンのことです。また、非遺伝子組み換えの種子を使用することもルールに含まれます。
天衣無縫では、主にアメリカやインド、季節によってはトルコのオーガニックコットンを使用しています。商品や生産時期によって、数種類を混ぜて使用することもあります。天衣無縫で使用しているどのオーガニックコットンも、きちんと認証が取得されたものです。
コットンに関わる問題
通常の農法で育てられるコットンには、大量の農薬や化学肥料が使用され、収穫前は落葉剤が使用されることもあります。農薬などの過剰な使用は、その土地の生態系を壊し、地下水の汚染にも繋がります。さらに、生産地によっては、危険な農薬の散布方法による農家の方への健康被害や労働問題など、環境問題だけでなく生産者に関する問題も引き起こしています。
例えば、コットン生産大国であるインドは、小規模生産者が多い国として知られています。農作物であるコットンの生産は気候に左右されることが多く、また、国際価格による影響もあり、小規模生産者には安定した収入を得ることが難しい状況があります。インドでは遺伝子組み換えのコットンが普及しており、今ではインドで生産されているコットンの内、90%以上が遺伝子組み換えのコットンと言われています。インドでは特にBtコットンというハイブリッド種の遺伝子組み換えのコットンが広がっており、特定の害虫に対して殺虫性を持つ遺伝子が埋め込まれています。コットンの栽培では害虫との戦いが多く、殺虫剤を減らす目的でこのBtコットンは開発されました。このBtコットンを生産すれば害虫に耐性があり収穫量を高めることができるとされていましたが、新たな害虫が発生すると、結局殺虫剤を使用することになります。Btコットンの種子は通常の種子よりも高価な為、借金をしながら購入する農家の方も少なくありません。さらに、殺虫剤は使用すればするほど、どんどん必要な量が増してしまうので、借金が増えてしまい、返済ができずに自殺に追い込まれてしまうということが多く報告されていることも事実です。
また、コットン生産の過程における児童労働も問題となっています。コットン収穫の際に労働者を雇えずに児童労働に頼るケースや、遺伝子組み換えコットン種子の生産の際に必要な受粉作業に、安価な子どもを労働力として使用している現場もあります。コットン栽培に従事する子どもたちは学校に通えず教育を受ける機会を逃してしまい、貧困のループから抜け出すことが難しくなってしまいます。
オーガニックコットンと
コットンの違い
農薬を使用して栽培されたコットンでも収穫後の残留農薬は非常に少なく、オーガニックコットンと比べても品質には大きな違いはありません。天衣無縫では、自然の恵みをたくさん受けて大切に育てられたオーガニックコットンなので、その後の製品になるまでの過程でも極力化学処理を行わない方法でのものづくりを心掛けています。
オーガニックコットン製品を選ぶことは、その土地の生態系を守ること、そして農家の方の健康や安全を守ることに繋がります。最近では多くのブランドでオーガニックコットン製品を見かけるようになりましたが、それでもオーガニックコットンの生産量は世界のコットン総生産量のうち、1%にも満たない状況です。私たちがオーガニックコットンを選び使用することで、少しでも生産量が増えていくことを目指しています。
天衣無縫はこれからも、オーガニックコットンを使用したものづくりを通して、人と人、人と自然が共に生きる暮らしを実現していきます。
素材について
Materials天衣無縫では主にオーガニックコットンを使用したものづくりをしていますが、季節に合わせて別の素材も使用しています。また、コットンの種類も様々あるため、天衣無縫が主に使っているオーガニックコットンの種類をご紹介します。
スーピマコットン
スーピマコットンとは、繊維一本の長さが35mm以上もある超長繊維綿で、シルクのような光沢感としっとりとした滑らかな肌触りが特徴のコットン。アメリカの先住民であるピマ族が品種改良したコットンで、Superior Pima(スーペリア・ピマ)を略して「スーピマコットン」と呼んでいます。世界のコットン生産量の中でもわずかしか採れない、貴重な種類のスーピマコットン。繊維長が長い為、細い糸が作りやすいのが特徴です。また、吸水性が高く、しっかりと水分を吸ってくれることも人気の理由。天衣無縫ではタオルやインナーに使われることが多く、その肌触りや吸水性のよさから、ファンが多いスーピマシリーズです。
天衣無縫のスーピマコットンは、アメリカのテキサス州エルパソ近郊にあるアルバレスさんの農場でオーガニック栽培されています。超長綿の栽培に適したエルパソの気候は、やわらかくしなやかで、艶のあるスーピマコットンを生み出してくれます。アルバレスさんは、1992年にお子さんが産まれた際に、コットンだけではなくその他の農作物すべてを有機農法に切り替えたそうです。まだ有機農法がメジャーではなかった頃から実践をされている、アメリカのオーガニックコットン生産の元祖とも言える方に育てられているのが、スーピマコットンです。
カラードコットン
天衣無縫のタオルやインナーなどに使用している茶色のコットンはカラードコットンと呼ばれ、日本では「茶綿」とも呼ばれています。この「茶綿」を世の中に広めたのが、アメリカの生物学者のサリー・フォックスさん。当時大学生だったサリーさんが、大学の教授の勧めで茶綿の研究を始めました。
コットンと聞くと、「白」がスタンダードとして思い浮かべる方が多いかと思いますが、コットンの原種は茶綿。白いコットンは染色がしやすいようにと、品種改良がされてきた色です。茶綿は日差しの強い場所で栽培される為、白いコットンよりも紫外線をカットする効果が高いと言われています。また、茶綿は害虫にも強く、有機肥料だけでも十分に育つ品種で、オーガニック栽培に適しているとも言えます。ただ、繊維が太くて短く、糸にしづらかった為、何度も品種改良を重ね、スーピマコットンと交配することで現在の茶綿が出来上がりました。
私たちが現在ナチュラルな茶色のコットンを楽しむことができているのは、サリーさんの努力のおかげでもあります。この茶綿も、アメリカのテキサス州エルパソ近郊でアルバレスさんが育てています。
ヤク
天衣無縫の秋冬の人気アイテムといえば、ヤクシリーズ。暖かくなめらかな肌触りで、寒い冬の強い味方のアイテムです。
ヤクとは標高3,000〜6,000m、氷点下30℃の厳しい環境に生息するウシ科の動物です。その寒さから身を守るために、保湿性に優れた毛を持っています。糸に使われているのは、やわらかな産毛。暖かくなる春に産毛が抜けるので、一年に一度、その毛を拾ったり梳いたりして集めます。ヤクは大型の動物ですが、その体からとれる毛は1頭から100gほどとわずかで、とても貴重な毛です。ヤクの毛にはぬめりや光沢があり、カシミヤの次に細くなめらかな毛と言われています。そのため、肌触りもがとてもやわらかで暖かく、敏感な首や手、足などに直接身に着けても気になりません。さらに、たくさん洗濯をしても毛玉になりにくく、冬にうれしい素材なのです。
天衣無縫では、オーガニック超長綿にヤクの毛を20%混ぜた糸を使用しています。暖かいヤクの毛と、滑らかなオーガニック超長綿を混ぜることで、肌触りのいいアイテムになりました。
ヤクの毛の色はほとんどがダークブラウンですが、産毛を収穫した時期によっても異なります。「去年買ったものと色が違う」というお問合せもいただきますが、無染色なので、お買上げいただいた時期によって色味が異なることもあります。自然のやさしい色味をお楽しみいただけると嬉しいです。
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